コクリコ坂から ジブリ映画の少女マンガ原作は3回目 おもひでぽろぽろ 耳をすませば

スタジオジブリの最新映画「コクリコ坂から」の原作は1980年の少女マンガですが、実はジブリアニメの少女マンガ原作は、この「コクリコ坂から」で、もう3回目になります。

1作目は高畑勲監督の1991年の映画「おもひでぽろぽろ」です。

これは原作マンガでは1966年の少女のノスタルジー(思い出)だけがつづられていたものを、アニメ作品では原作部分を「大人になった主人公タエコの古い記憶」パートとし、アニメ作品の方は時代を1982年にして、「成長した主人公タエコがその後どのように生きたか?」を物語のメインにすえた、非常に大胆な構成のアニメです。

↓原作マンガ「おもひでぽろぽろ」


主人公タエコの少女時代の記憶(原作部分)が色々と出てきますが、それらはすべて淡い色合いでキャラクターのタッチもあっさりしています。
しかしその思い出を語る1982年のパートは、徹底したリアリズムがとられ、主役のタエコの声優に今井美樹、タエコが世話になる農家の青年・トシオの声優に柳葉敏郎が採用されましたが、その二人の声を一番最初に録音してからアニメーションを製作していくというプレスコ手法がとられています。

そして、背景も含めて徹底的にリアリズムにこだわるアニメーションというのは、日本ではこの「おもいでぽろぽろ」が最初で、エポックメイキングといってもいい作品になっています。

これはこの映画「おもいでぽろぽろ」ではプロデューサーを務めた宮崎駿が「この原作を映画化できるのは高畑勲しかいない」と企画を持ち込んものだそうです。つまりネタを見つけてきたのは宮崎駿なんですね。

また、タエコの子供時代のパートと1982年のパートに緩急の変化があって、それが最後物語としてひとつになるラストシーンは、とても感動的で、アニメ作品としてのオチの付け方も文句ない出来です。


そしてもうひとつのスタジオジブリの少女マンガ原作といえば、「耳をすませば」ですが…
こちらは正直アニメ映画としては失敗していると思います。

posted by 腐男子 at 23:13 | Comment(0) | コクリコ坂から 少女マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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