コクリコ坂から 出生の秘密

コクリコ坂からの出生の秘密とは?
■スタジオジブリの最新アニメ映画「コクリコ坂から」の脚本を担当した宮崎駿が、このようなことを書いています。
少女も少年達も純潔にまっすぐでなければならぬ。 異性への憧れと尊敬を失ってはならない。出生の秘密にもたじろがず自分達の力で切りぬけねばならない。



では、この「出生の秘密」とは何か?※以下ネタバレ

↓「コクリコ坂から」出生の秘密はすべてここに


「コクリコ坂から」のヒロイン・松崎海は、海で行方不明になった父親を想って、コクリコ荘の庭から海に向かって毎日信号旗をあげています。

海は17歳で、終戦の翌年(昭和21年)に生まれています(ここが重要です)。


そして、同じ高校に通う1年先輩の風間俊を好きになるわけですが…


その風間俊が海の家に行った時に、海の父の商船大学時代の写真を見せられます。

写っていたのは、制服を着て並んで写る3人の若い男。そのうちの1人は海の父の沢村雄一郎(さわむらゆういちろう)です。

実は風間俊は養子で、その写真とまったく同じ写真が自分の家にもあり、育ての親(風間昭雄)からは「実の父親の名前は沢村雄一郎だ」と聞かされていたのです。

風間俊は、自分と海がもしかして兄妹かもと悩み始め、次の日から海に対してよそよそしく接してしまいます。


そのことを俊から聞かされた海は、アメリカから帰国した母親にそのことを問いただすのですが
実は海の母・良子も、ある日父が見知らぬ赤ん坊を抱きかかえて帰り、この子は親友の立花の子で、両親も死に、親戚も原爆で死んだからといって自分の戸籍に入れてしまった、ということで本当の真相は知らなかったのです。

立花とは、父と一緒に写真に写っていた1人、立花洋(たちばはひろし)の事です。

そして映画「コクリコ坂から」のクライマックスで、松崎海と風間俊は写真に写っていた最後の1人が大型タンカーの船長をしていると知らされ、出航前に2人で乗り込んで真相を聞きに行きます。

航洋丸の船長・小野寺善雄(おのでらよしお)は、「君の父親は立花洋だ。私だってもしあの時立花のそばにいたら、沢村と同じ事をしただろう」と、はっきり伝えます。


つまり海の父沢村雄一郎ですが、風間俊の実の父は立花洋で、赤ん坊がひとりぼっちになったので、自分の戸籍に入れてしまった。

その後にくわしい事情を説明せず(おそらくあえて)、赤ん坊を亡くしたばかりで悲嘆に暮れていた風間昭雄夫妻に、俊を託したのです。

その後、真相を知っていた沢村雄一郎は朝鮮戦争で地雷除去に向かい、行方不明になったのです。


そういうわけで、海の母・良子も、俊の育ての父・風間昭雄も本当の事情を知らずに、実の父(立花洋)の名前は戸籍のどこにもなかったというわけです。


今の世の中の感覚でいうと信じられないような話ですが、この頃は養子をもらうというのはごくあたりまえに行われていましたし、戦争などで親のいない子、子供を亡くした親は日本中にゴマンとあふれていましたから、それほど珍しい話でもないと思います。

以上がアニメ映画「コクリコ坂から」の出生の秘密です。
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posted by 腐男子 at 22:37 | Comment(0) | コクリコ坂から 出生の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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